禁煙室販売前の確認が、ルームチェンジを減らす
喫煙室を禁煙室として販売した後に「タバコ臭がする」と指摘されると、ホテルの現場ではすぐに対応が必要になります。
ルームチェンジ、清掃確認、フロントでの説明、口コミ対応。これらは現場スタッフにとって大きな負担です。
禁煙化後のタバコ臭クレームを減らすためには、販売開始前の確認が重要です。
チェック1:入室直後の臭い
まず確認したいのは、入室直後の印象です。
お客様は部屋に入った瞬間に、その客室の清潔感を判断します。見た目が新しくても、最初にタバコ臭を感じると「禁煙室なのに臭い」という印象が残ります。
確認する際は、清掃直後だけでなく、一定時間ドアを閉めた後にも入室してみることをおすすめします。
チェック2:空調運転後の臭い
次に空調を運転します。
空調内部に臭気源が残っている場合、運転後にタバコ臭が戻ることがあります。特に冷房運転時や送風時に臭いを感じる場合は、空調内部や吹出口の確認が必要です。
「入室時は大丈夫だが、空調をつけると臭う」という客室は、禁煙販売後に指摘されやすい状態です。
チェック3:浴室・トイレの臭い
浴室やトイレも確認してください。
浴室は湿度が高く、臭いが出やすい場所です。天井、換気扇、扉、鏡まわり、洗面台下部などに臭気源が残っていると、入浴時にタバコ臭を感じることがあります。
禁煙室で浴室がタバコ臭いと、お客様の満足度は大きく下がります。
チェック4:カーテン・建具・家具まわり
タバコ臭は布製品や隙間にも残ります。
- カーテンレール周辺
- 建具の隙間
- 家具の裏側
- ベッドまわり
- 巾木まわり
これらは通常清掃で見落とされやすい場所です。禁煙化後の臭い戻りを防ぐためには、客室全体を確認する必要があります。
チェック5:数日後の臭い戻り
清掃直後や施工直後だけで判断しないことも大切です。
タバコ臭は、時間の経過や湿度変化、空調運転によって戻ることがあります。販売開始前に余裕がある場合は、数日後の状態も確認すると安心です。
チェック6:複数人で確認する
臭いの感じ方には個人差があります。
支配人様、施設管理者様、清掃責任者様、フロントスタッフなど、複数人で確認することで、販売後のリスクを把握しやすくなります。
「自分は気にならないが、他のスタッフは気になる」という場合は、お客様から指摘される可能性もあります。
禁煙化後の販売判断で大切なこと
禁煙室として販売できるかどうかは、見た目だけでは判断できません。
壁紙やカーペットを替えていても、臭気源が残っていれば、販売後に臭いクレームが発生する可能性があります。
販売判断では、以下をセットで確認することが重要です。
- 見た目の清潔感
- 入室時の臭い
- 空調運転時の臭い
- 浴室やトイレの臭い
- 客室全体の残留臭
- ルームチェンジが起きる可能性
相談前に用意するとよい情報
専門業者へ相談する際は、以下の情報があると状況を整理しやすくなります。
- 喫煙室数
- 禁煙化したいフロア
- 壁紙・カーペット交換の有無
- 臭いの指摘が入る場所
- 空調タイプ
- 浴室で臭いを感じるか
- ルームチェンジの発生状況
- 販売開始予定日
これらを整理しておくことで、施工範囲や工程の相談が進めやすくなります。
支配人様へ
禁煙化に失敗したと感じたとき、まず確認すべきなのは「どこに臭気源が残っているか」です。
販売後にクレームが増える前に、入室時、空調運転時、浴室、建具、家具、床まわりを確認してください。
触媒のチカラでは、ホテル・旅館の客室品質を守るため、喫煙室禁煙化後のタバコ臭対策を全国で支援しています。
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