無光触媒とは|光触媒の弱点を補う技術
無光触媒は、紫外線の代わりに空気中の水分や酸素と反応して有機物を分解する触媒の総称です。ホテル客室のタバコ臭は天井裏・空調内部・鏡裏といった光の届かない場所に蓄積するため、「光不要」という性質はホテル消臭の現場条件(HONUの要件1)にまさに合致します。私たちが光触媒の検証(単独採用見送り)の後、次に検証対象としたのは自然な流れでした。
市販の無光触媒を検証してわかった「性能の壁」
複数の市販製品を検証して見えたのは、方向性の正しさと性能のギャップです。ホテルの喫煙ルームに蓄積したヤニは、数年〜数十年分の原因物質の層です。これを相手にする場合、触媒には次の水準が求められます。
検証した市販品は、この水準——特に蓄積したヤニに対する分解速度と持続性——に届きませんでした。無光触媒は製品ごとの触媒種と配合の差が非常に大きい分野で、「無光触媒だから効く/効かない」という一括りの評価ができない、というのが検証を終えた私たちの実感です。
だから、自分たちで配合した|三元触媒という答え
着目したのは、自動車の排ガス浄化触媒でした。マフラー内で有害な化学物質を分解し続けるプラチナ系触媒は、光を必要とせず、過酷な条件で長期間働き続けます。この系統の分解性能を持つプラチナコロイドを軸に、抗菌性の銀コロイド、光の当たる面で働く酸化チタンを組み合わせた三元触媒を自社配合したのが、現在のHONUの施工の核です。3μmの微粒子として噴霧するため、天井裏や空調内部の蓄積層まで到達します。
誤解のないようお伝えすると、この三元触媒は検証した無光触媒を融合・改良したものではありません。3種の触媒は本来は互いに混ざり合わない不安定な組み合わせであり、それを絶妙なバランスで均衡状態に保つ配合技術こそが当社の核心です。だからこそ、ここに他の触媒を混ぜれば均衡は崩れ、本来の効果は失われます。
FAQ
よくあるご質問
Q. 無光触媒と光触媒の違いは何ですか?
A. 光触媒は紫外線を受けて働き、無光触媒は光がなくても空気中の水分や酸素と反応して働きます。光の届かない天井裏や空調内部が主戦場のホテル消臭では、光不要であることが重要な条件になります。
Q. 無光触媒ならどの製品でもタバコ臭に効きますか?
A. いいえ。触媒の種類と配合によって、蓄積したヤニへの分解速度と持続性に大きな差があります。当社の検証では、市販品は長年蓄積した臭気層に対して実用水準に届きませんでした。
Q. HONUの三元触媒は何が違うのですか?
A. 検証した無光触媒を融合・改良したものではなく、独自開発の触媒です。本来は混ざり合わない3種(プラチナコロイド・銀コロイド・酸化チタン)を絶妙なバランスで均衡させており、他の触媒を混ぜると均衡が崩れて本来の効果が失われます。3μm微粒子で臭気源まで届かせ、オゾン併用で反応を引き出す施工設計も特徴です。