感染症対策の効果は、目で見て判断することができません。だからこそ第三者機関による試験データが必要になります。ここでは、一般財団法人 日本食品分析センターに依頼したトンズランス菌抗菌試験の結果を、試験条件とあわせて公開します。
試験の概要
| 試験機関 | 一般財団法人 日本食品分析センター |
| 試験番号 | 16035574001 |
| 試験方法 | JIS Z 2801:2010 抗菌加工製品-抗菌性試験方法・抗菌効果 参考 |
| 検体 | 触媒加工済の試験片/未加工の試験片 |
日本食品分析センターは、食品や工業製品の分析を行う第三者試験機関です。依頼者による自社試験ではなく、独立した機関による測定である点が、このデータの意味を支えています。
試験条件
| 試験菌 | Trichophyton tonsurans var. sulfureum NBRC 5945(トンズランス菌) |
| 試験片サイズ | 約5cm×5cm 正方形 厚み約2mm |
| 被覆フィルム | ポリエチレンフィルム 約40mm×40mm |
| 培養温度・時間 | 25℃/24時間 |
| 浄化の方法 | 実施せず |
| 試験菌液の生菌数 | 4.7×10⁵ /mL |
注目していただきたいのは「浄化の方法:実施せず」という条件です。光触媒の試験では、事前に光を照射して表面を活性化させた状態で測定する方法もあります。今回はその処理を行わずに測定しています。
試験結果
| 24時間後 (無加工片) | 1.3×10⁴ /mL |
| 24時間後 (触媒加工片) | 0.63未満 菌検出せず |
| 抗菌活性値 | 4.2超 |
無加工の試験片では、24時間後も菌が同水準で存在し続けています。一方、触媒加工した試験片からは菌が検出されませんでした。培養皿の写真では、無加工が一面の菌のコロニーで覆われているのに対し、触媒加工では培地の色がそのまま残っています。
抗菌活性値4.2超が意味すること
抗菌活性値は、加工品と無加工品の菌数の差を対数で表した数値です。数値が1増えるごとに、菌の減少が10倍になります。
| 活性値2.0 | 菌数が100分の1 |
| 活性値3.0 | 菌数が1,000分の1 |
| 活性値4.2超 | 菌数が約16,000分の1以下 |
「4.2超」と表記されているのは、加工片から菌が検出されなかったためです。検出限界を下回っているため、実際の減少はこれ以上である可能性があります。一般に抗菌加工製品の基準としては活性値2.0以上が目安とされており、今回の結果はそれを大きく上回っています。
試験の適用範囲について
データを正しくお伝えするために、この試験の範囲を明記します。
・本試験はポリエチレンフィルムを用いた試験片上での結果です ・実際のマット素材上で同一の数値が得られることを示すものではありません ・施工現場での効果は、拭き取り検査と培養試験によって個別に確認します |
試験室で確認された性能と、実際の現場での効果は分けて考える必要があります。だからこそ、施工現場でも検査を行う仕組みを設けています。
施工現場での確認:24CARE PROGRAM
施工時に施工前/施工直後の拭き取り検査を実施し、その現場で菌がどれだけ減少したかを記録します。さらに1年後・2年後にも同様の検査を行い、微生物研究所による培養試験の結果を報告します。
| 1回目 | 施工時(施工前/施工直後の比較) |
| 2回目 | 施工から1年後 |
| 3回目 | 施工から2年後 |
計3回の検査により、施工直後の効果と、2年間にわたり抗菌力が持続していることを写真とデータで確認できます。選手・保護者・学校管理者・会員に対して、衛生管理の根拠を客観的なデータで示すことができます。
安全性について
主成分のプラチナコロイド・銀コロイド・酸化チタンは、化粧品や食品添加物にも使用される素材です。毒性・アレルギーなどの安全性試験に合格し、SIAA(抗菌製品技術協議会)の基準をクリアしています。選手が直接肌を触れる環境でも安心してご利用いただけます。
マット菌対策の施工サービス100㎡約3時間・施工後1時間で再開。費用と施工の流れをご覧いただけます
トンズランス菌とは症状・感染経路と、従来の水虫菌との2つの違い
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