SEALED ROOM / AC FILTER
10日に一度の清掃で、
空調は本来の力を発揮します。
窓が開かない客室では、空調フィルターの汚れる速さが変わります。当社が確認してきた範囲では、10日ほどで清掃時期を迎える客室があります。頻度を合わせるだけで、空調は設計どおりの性能を取り戻します。
本記事の要点
01窓が開かない客室では、空調フィルターの汚れる速さが上がります
02当社の体感では、窓が開く客室の2倍ほどの速さです
03フィルターは交換ではなく清掃で対応できます
04清掃の頻度を客室の条件に合わせると、風量と空気の質が戻ります
SECTION 01
窓が開かない客室では、汚れる速さが変わります
なぜ10日ほどで清掃時期を迎えるのですか
客室の空気は、空調を通って循環します。舞い上がった埃は吸い込み口へ運ばれ、フィルターがそれを受け止めます。フィルターが汚れるのは、役割を果たしている証です。
窓が開かない客室では、日常清掃の際に窓を開けて空気を入れ替えることができません。舞い上がった埃は室内に留まり、そのまま空調へ向かいます。同じ清掃をしていても、フィルターに集まる量が変わります。
当社の体感として、窓が開く客室の2倍ほどの速さで汚れます。
窓が開かない客室では、10日ほどで清掃時期を迎えているケースを確認しています。実測ではなく現場での感覚ですが、複数の施設で同じ傾向が見られます。
これは客室の設計上の特性であり、清掃の質とは関係がありません。条件が違う以上、頻度も条件に合わせるのが自然です。
SECTION 02
契約の周期と、客室の条件を合わせる
ビルメンテナンス会社との契約は、2ヶ月に1度のサイクルが平均的です。多くの施設で採用されている、標準的な設定といえます。
この周期は、窓が開く客室を含めた館内全体を想定して組まれています。窓が開かない客室だけを取り出すと、条件が異なります。同じ館内でも、汚れる速さは一律ではありません。
窓が開かない客室だけ、周期を分ける
館内全体の契約はそのままに、該当する客室のみ頻度を上げる方法です。対象室数が限られていれば、負担も限定的です。
客室清掃の工程に組み込む
フィルターは交換ではなく清掃で対応できます。取り外して埃を落とす作業ですので、手順を決めておけば日常業務のなかで実施できます。
状態を見てから周期を決める
立地や稼働状況によって汚れ方は変わります。まず現在の状態をご覧いただき、そこから逆算するのが確実です。
SECTION 03
清掃すると、何が戻るのか
風量が戻ります
フィルターが目詰まりすると、通る空気の量が減ります。清掃により、設計どおりの風量に近づきます。
客室の空気が動きます
窓が開かない客室では、空調が空気を動かす主な手段です。風量が戻れば、室内の循環も回復します。
匂いが留まりにくくなります
空気が動く客室では、持ち込まれた匂いが抜けるまでの時間が短くなります。清掃後の確認もしやすくなります。
空調内部の汚れが進みにくくなります
フィルターは、空調内部を守る最初の関門です。ここで受け止められた埃は、内部まで届きません。こまめな清掃は、分解洗浄の周期を延ばすことにもつながります。
SECTION 04
まず確認していただきたい3点
1吸い込み口の位置
多くの客室では、内玄関の上部にある正方形の開口が吸い込み口です。その内側にフィルターがあります。下がり天井の垂直面にある横長のガラリは吹き出し口ですので、混同しないようご注意ください。
2窓が開く客室との比較
同じ日に清掃された客室を、窓が開くタイプと開かないタイプで1室ずつご覧ください。差が目で分かります。
3直近の清掃時期と担当
最後にフィルターを清掃したのはいつか、担当はどこか。ここが決まっていれば、周期の調整はすぐに始められます。
当社は2026年8月1日より、客室禁煙化・客室リフレッシュ施工・空調分解洗浄のいずれの施工でも、気流チェックを標準工程としています。空調フィルターの状態も確認項目に含め、客室ごとにご報告します。
FAQ
よくあるご質問
Q.空調フィルターは交換が必要ですか。
多くの場合、清掃で対応できます。取り外して埃を落とす作業です。破損や劣化が見られる場合のみ、交換をご検討ください。
Q.どのくらいの頻度で清掃すればよいですか。
窓が開かない客室では、当社が確認してきた範囲で10日ほどで清掃時期を迎えるケースがあります。立地や稼働状況で変わりますので、まず現在の状態をご覧いただき、そこから周期を決めることをおすすめします。
Q.フィルターはどこにありますか。
多くの客室では、内玄関の上部にある正方形の開口が吸い込み口で、その内側にフィルターがあります。下がり天井の垂直面にある横長のガラリは吹き出し口です。
Q.清掃すれば分解洗浄は不要になりますか。
フィルター清掃は空調内部を守る働きをしますので、分解洗浄の周期を延ばすことにつながります。ただし内部に入り込んだ汚れは清掃では届きませんので、年単位での分解洗浄はあわせてご検討ください。
CONTACT
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空調内部の分解洗浄については、こちらをご覧ください。