カーペットの雑菌臭を無機物に変える|洗浄と触媒消臭の二段構え

カーペットの雑菌臭の正体は有機物です

カーペットの雑菌臭は洗浄で落とし 触媒で分解する|二段構えの施工

カーペットの雑菌臭を香りで覆うのではなく 臭いの元そのものを別の物質に変えます。

この記事の要点

01 カーペットの雑菌は有機物です。分解できれば臭いの元がなくなります

02 当社はカーペットを洗浄で落としたうえで 触媒で分解します

03 カーペットの張り替えの前に打てる手が残っています

ホテルのカーペットの雑菌臭が生じる仕組み

カーペットの繊維の根元には 飲食のこぼれ 靴裏の汚れ 皮脂が溜まります。ここに水分が加わると菌が増え その菌が有機物を分解する過程で臭気成分が生じます。これが雑菌臭です。

雑菌そのものが有機物です。分解してしまえば 臭いの元は残りません

何十年も蓄積された汚れや雑菌は 通常のカーペット洗浄では落ちません。表面の汚れが取れても 繊維の根元に残ったものはそのまま残ります。清掃を重ねても臭いだけが残るのは このためです。

一口コラム

有機物とは 炭素を含む物質のことです。飲食のこぼれ 皮脂 菌そのものが該当します。分解して炭素の結びつきを断てば 臭いを生む物質ではなくなります。触媒が働く相手はここです。

プロ仕様の薬剤でもカーペットの雑菌臭が収まらない理由

設備担当の方はプロ仕様の薬剤をお持ちです。それでもカーペットの臭いが残る客室があります。薬剤の強さが足りないためではありません。

洗浄用の薬剤が働く相手

カーペットの汚れです。表面と繊維の中ほどまでの汚れは落ちます

臭いが残る客室で相手になっているもの

繊維の根元に残った有機物です。洗い流すだけでは取りきれません

客室の臭いが収まらないとき 薬剤が足りていないのではなく 洗浄だけで終えている ことがあります。落とす工程のあとに 残ったものを分解する工程が必要です。

カーペットの雑菌臭は洗浄で落とし 触媒で分解する

当社のカーペット施工は二段構えです。ここが他社との最も大きな違いになります。

01 洗浄|汚れを落とす

繊維に溜まった汚れを洗い出します。客室の状態に応じて薬剤を選び分けます

02 乾燥|水分を抜く

触媒を噴霧する前に カーペットの水分を抜きます。乾燥が済んでいない状態では次の工程に進めません

03 触媒噴霧|有機物を分解する

プラチナコロイド 銀コロイド 酸化チタンの三触媒を噴霧します。繊維に残った有機物を分解し 無機物に変えます

カーペット洗浄 乾燥 触媒噴霧の3工程と有機物が無機物に変わることを示した図解

カーペットの雑菌臭は洗浄で落とし 触媒で分解します

臭いの元である有機物が 無機物に変わります。香りで覆う消臭ではありません

市販の消臭剤や芳香剤は 臭気を別の香りで覆う方法です。時間が経てば元の臭いが戻ります。触媒は臭いの元そのものに働きますので 覆い隠すという考え方とは仕組みが異なります。

当社が「触媒のチカラ」という名前で施工を続けてきたのは この工程が中心にあるためです。禁煙化施工6,000室超で使い続けてきた方法を カーペットにも適用します。

カーペットの臭いの段階で変わる洗浄

洗浄の工程では カーペットの状態を見て3つの段階のどこにあるかを確認します。段階ごとに薬剤が変わります。

01 汚れが残っている段階

通常の洗浄で対応できます。日常の汚染度であればここで収まります

02 菌が増えている段階

酸素系の液剤で除菌します。臭いそのものではなく 臭いを生み出している菌に対処します

03 臭気が繊維に残っている段階

強アルカリ電解水 pH13.2 と50℃以上の湯で中和します。臭気成分は酸性側に寄るため アルカリ側から処理します

通常の洗浄 酸素系の液剤による除菌 強アルカリ電解水による中和の3段階を判定の流れで示した図解

汚れ 菌 臭い どの段階に対処するかで薬剤を選びます

対処の段階を飛ばすと 手間だけがかかります。菌が増えている客室に中和だけを行っても 菌が残る限り臭いは生じ続けます。段階を見極めたうえで洗浄し そのあと触媒で仕上げます。

カーペット洗浄の水は客室の水道水から生成します

薬剤を持ち込む施工では カーペットに何が残るのかというご懸念が出ます。当社はマイクロバブルオゾン水を使用します。蛇口に取り付けた装置に客室の洗面から水道水を通し その場で生成する水です。

客室の洗面の蛇口からマイクロバブルオゾン水を生成し全工程で使用することを示した図解

洗浄水は客室の水道水から生成します

オゾンは反応後に酸素と水に戻りますので 残留するものがありません。オゾン水は既存添加物として 食品工場や飲食店の除菌作業にも使われています。ゲストが直接触れる床に使う水として ご説明しやすい点だと考えています。

カーペット洗浄しても臭いが残る客室がありましたら

当社へご相談ください

お電話 03-6885-5737(自動音声対応・折り返しご連絡いたします)

問い合わせフォーム こちらからお送りください

触媒噴霧の前にカーペットの乾燥が必要です

CHECK POINT

触媒は乾燥後に噴霧します

カーペットに水分が残っている間は 次の工程に進めません。乾燥は工程と工程をつなぐ条件になります。

カーペットが乾く条件は客室内湿度60%以下です。窓を開けられない客室では この条件を満たすこと自体に手段が要ります。乾燥の手段は カーペット洗浄の乾燥方法に 実際の現場の記録は カーペット洗浄後の雑菌臭にまとめています。

カーペット施工で当社が標準にしていること

客室内湿度 空調の風速 換気扇の風速 浴室の排水時間を施工前後に計測し部屋ごとに記録することを示した図解

客室を1室ずつ計測し 部屋ごとに記録します

客室内湿度 空調風速 換気扇風速 浴室排水を1室ずつ計測し 部屋ごとに記録します。フロア単位の平均ではありません。臭いの出た客室について 施工前の状態を遡って確認できます。

施工の範囲と進め方は ホテル客室のカーペット洗浄をご覧ください。

営業年数の長い施設に必要なのは複数回のカーペット洗浄

営業年数の長い宿泊施設のカーペットには 通常のカーペット洗浄では落ちない汚れと臭いが残っている可能性が高くなります。何十年分の蓄積が繊維の根元にあるためです。

01 1回で収まらない客室があります

蓄積した汚れは1度の洗浄では抜けきりません。2回 3回と重ねることで 段階的に落ちていきます。最初から複数回を前提に計画します。

02 客室ごとに対処が変わります

同じフロアでも 客室によって汚れの段階が異なります。1室ずつ状態を確認し 施工方法と薬剤を選び分けます。

03 判断の積み重ねが結果を分けます

どの段階にあるか どの薬剤を選ぶか 何回で仕上げるか。この判断を現場で重ねてきた経験が 仕上がりと日数に表れます。

営業年数の長い施設の客室で 臭いが残ってお困りでしたら 状態の確認からお任せください。まずはお電話かメールでご連絡ください。

よくあるご質問

Q 触媒による消臭とはどのような処理ですか

A 雑菌臭の元になっているのは有機物です。プラチナコロイド、銀コロイド、酸化チタンの三触媒を噴霧し、その有機物を分解して無機物に変えます。香りで覆う消臭剤とは仕組みが異なり、臭いの元そのものに働きます。カーペット洗浄のあと、乾燥が済んだ状態で噴霧します。

Q 他社の洗浄で取れなかった臭いにも対応できますか

A 客室の状態を確認したうえでご案内します。洗浄しても臭いが残る場合、洗い流すだけでは取りきれない有機物が繊維の根元に残っていることがあります。段階に合わせた洗浄を行ったうえで、触媒による分解で仕上げます。

Q 1回の施工で臭いは収まりますか

A 客室の状態によります。営業年数の長い施設では、何十年分の汚れが繊維の根元に蓄積しているため、1度の洗浄では抜けきらない客室があります。その場合は2回、3回と重ねることで段階的に落ちていきます。最初から複数回を前提に計画をご提案します。

Q プロ仕様の薬剤で洗浄しても収まらないのはなぜですか

A 薬剤の強さではなく、工程が洗浄で終わっていることが原因になっていることがあります。洗浄用の薬剤は汚れに働きますが、繊維の根元に残った有機物は洗い流すだけでは取りきれません。落とす工程のあとに、分解する工程が必要になります。

Q 洗浄に使う水にはどのようなものを使いますか

A マイクロバブルオゾン水を使用します。蛇口に取り付けた装置で、客室の洗面の水道水からその場で生成します。カーペット洗浄からウエスの汚れ落とし、手指の洗浄まで全工程で使用します。オゾンは反応後に酸素と水に戻るため、残留するものがありません。

Q 触媒を噴霧するまでにどのくらいかかりますか

A カーペットの乾燥が済んでから噴霧しますので、乾燥にかかる日数によって変わります。カーペットが乾く条件は客室内湿度60%以下です。窓を開けられる客室であれば洗浄した日のうちに大半の水分が抜けますが、窓が使えず室内湿度が高い客室では数日を要することがあります。

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