HOTEL ROOM / PERFUME ODOR
客室に残る香水臭への対応に、
お困りではありませんか。
清掃スタッフからの報告を受け、当該客室の販売を停止する。換気とオゾンによる処置を3日間繰り返しても判断がつかないまま、翌日の販売可否を決めなければならない。近年、こうしたご相談が業態を問わず増えています。
残り香が引かないのは、脱臭が不十分だからではありません。
香料そのものが、以前より落ちにくくなっているためです。
本ページの要点
01香料の持続性は年々高まり、従来の処置では対応が難しくなっています
02オゾンが分解できるのは、香りの表層にあたるトップノートまでです
03残留は扉付近・カーペット・ハンガー周りの3箇所に集中します
04中性洗浄・アルカリ洗浄と三元触媒による専用工程で、2日間で客室をお戻しします
プレスリリース2026年7月27日 配信

客室の香水臭対策を本格提供開始。オゾンでは残るミドル・ラストノートに、中性洗浄と三元触媒の2日間工程で対応
2026年8月1日より、香水臭対策を正式なサービスとして提供します。全文はリンク先をご覧ください。
SECTION 01
販売停止に至るまでの経緯
なぜ、お客様より先に清掃スタッフが気づくのですか
ご相談をいただく時点で、多くの施設ではすでに手を尽くされています。換気と業務用オゾン発生器による処置を3日間。それでも残り香が引かない、という状況です。
現場で用いられる表現
「化粧品の匂いが残る」
ご相談の際に「香水臭」という言葉が使われることは、ほとんどありません。
最初に気づかれるのは清掃スタッフで、そこから客室係へ報告が上がります。お客様からご指摘を受ける前に、現場が販売停止を判断されている。客室品質を守る仕組みが機能している証といえます。
1室3日間の販売停止がもたらすもの
客室単価の3日分の売上を失うことに加え、ルームチェンジ用の在庫がなくなります。稼働率の高い時期ほど、影響は大きくなります。
SECTION 02
香料の持続性は年々高まっています
なぜ、以前と同じ処置では消えなくなったのですか

朝に用いた香りが夜まで持続する。近年の香り製品は、そのように設計されています。香料を微細なカプセルに封入し、摩擦や時間の経過にともなって少しずつ放出させる技術が広く普及しました。洗剤や柔軟剤の香りが長く続くのも、同じ仕組みによるものです。
持続性が高いということは、裏を返せば容易には抜けないということです。かつて有効であった処置が、現在の香り製品には通用しにくくなっています。
以前の香り製品
持続時間数時間〜半日程度
放出方法揮発性が高く、一度に広がる
換気・オゾンの効果抜けやすい
香りの戻りやすさ戻りにくい
必要な対策通常の清掃で対応可能
現在の香り製品
持続時間数時間〜夜まで続く
放出方法マイクロカプセルにより少しずつ放出
換気・オゾンの効果抜けにくい
香りの戻りやすさ時間が経つと再び戻りやすい
必要な対策付着成分の除去が必要(専門的な洗浄と触媒施工)
※当社の施工実績にもとづく整理です。
「以前は換気とオゾンで消えていた」。現場ではこうしたお声をうかがいます。同じ処置で消えなくなったのは、香料そのものが変わったためです。
香料の性質が変わった以上、対処の方法も改める必要があります。
換気とオゾン、通常の清掃で対応できた時代は終わりつつあります。
SECTION 03
香りは3層で構成されています
オゾンでは、なぜ香水の匂いが消えないのですか
香水の香りは、時間差で立ち上がる3つの層から成ります。オゾンによる脱臭で分解できるのは、表層にあたるトップノートまでです。
FIRST
トップノート
揮発性が高く、最初に立ち上がる層。オゾンが分解できるのは、この層までです。
SECOND
ミドルノート
香りの中心を担う層。処置後も残存します。
THIRD
ラストノート
最も遅く、最も長く残る層。処置後も残存します。
オゾン処置の直後、香りは確かに薄まります。しかしミドルノート・ラストノートはその場に残り、時間の経過とともに再び立ち上がります。一度消えたはずの香りが翌日に戻る。換気とオゾンによる処置を3日間繰り返すことになるのは、このためです。
加えて、香水・ヘアオイル・お香などの香料には油分が多く含まれます。油分は空気中に漂うことなく、繊維や表面に付着して留まります。空気を入れ替えても、付着したものは動きません。

定義
香水臭とは、香料に含まれる油分が客室の繊維に付着し、ミドルノート・ラストノートとして残存し続ける臭気です。
SECTION 04
残留が集中する3箇所
なぜ、扉を開けた瞬間に香るのですか
これまでの施工実績から、残り香が強く現れる箇所は次の3点に集中しています。

1扉を入ってすぐの空間
入室された瞬間に感じられるにもかかわらず、ベッド周りを確認しても発生源が特定できない。最も多く寄せられるご相談です。
2カーペット
油分を含む微粒子が落下し、繊維の奥に堆積します。空気に触れる面積が広く、臭気の供給源となります。
3ハンガー周り・クローゼット内
衣類に付着した香りが移り、空気の動かない狭い空間に滞留します。最も見落とされやすい箇所です。
扉付近だけは、香料が直接付着しているとは限りません。客室内で放出された香料は気流に従って動き、空調の吸い込み口から天井内に入り、空調のガラリから再び客室へ戻ります。この循環が繰り返されます。
扉を開けた瞬間に香るのは、扉から入ったすぐ上に空調の吸い込み口があるためです。客室中の香料が、そこへ集まってきます。
心当たりのある客室はありませんか。
まずはご相談のご連絡をいただければ幸いです。
SECTION 05
原因は香水に限りません
原因が特定できないとき、何を確認すべきですか
ご相談の内容は、香水そのものに限られません。お香、ヘアオイル、ヘアスプレー、ボディミスト、香り付き洗剤による衣類からの移り香。香りの習慣は国や地域によって大きく異なります。訪日のお客様が増えるほど、客室に持ち込まれる香りの種類も広がります。
施工現場より
客室に漢方のような匂いが充満していた事例
調査の結果、デスクカウンターから落下した薬の束が冷蔵庫の背面に入り込み、電熱部分で焼けていたことが判明しました。香水でも清掃用品でもなく、焼けた漢方薬の匂いです。発生源がその場にある限り、換気を続けても状況は変わりません。
当社が施工に先立ち客室トリアージ(客室ごとの臭気・損傷の確認)を必ず実施しているのは、こうした事例があるためです。消臭に着手する前に、発生源を確かめます。
SECTION 06
香水臭専用の洗浄・消臭工程を確立しました
なぜ、2種類の洗剤と触媒を組み合わせる必要があるのですか
当社の客室禁煙化は、三元触媒の噴霧を軸としています。香水臭については、その前段に専用の洗浄工程を設けています。
香水そのもののpHは、人の肌に近い弱酸性から中性の範囲です。酸性やアルカリ性に振れていないため、中和して落とすという発想は使えません。落とすべき相手は、香料に含まれる油分です。
第1工程中性洗浄・アルカリ洗浄
まず中性洗剤で表面に付着した汚れと香料を洗い流し、続いてアルカリ洗剤により繊維や表面に残る油分を分解・除去します。2種類の洗剤を順に用いるのは、汚れの性質が異なるためです。対象はカーペット、カーテン、ハンガー周り。付着物の除去が、この工程の中核となります。
第2工程三元触媒の噴霧
油分を除去したうえで、プラチナコロイド・銀コロイド・酸化チタンを主成分とする三元触媒を噴霧します。この触媒はミドルノート・ラストノートまで到達し、有機物を分解します。客室内を触媒で満たし、室内に定着させることで臭気を中和分解します。人体に影響がないことが証明されている素材を使用しています。
香りを重ねて覆い隠す手法は用いません。
除去と中和分解によって対応します。
SECTION 07
施工期間は2日間。翌朝の臭気確認までを含みます
当社は2024年4月、都内宿泊施設を対象に1室単位の緊急消臭を実施しました。以降も継続してご相談をいただき、実績を重ねるなかで工程を見直してきました。現行の工程は次のとおりです。
DAY 1
客室トリアージ(臭気の発生源の確認)
DAY 1
中性洗浄・アルカリ洗浄および三元触媒の噴霧
1室あたり約6時間
NIGHT
空調を運転したまま一晩留置
DAY 2
翌朝の臭気確認
必要と判断した場合は、その場で再施工します
なぜ、翌朝の確認を省かないのですか
翌朝の確認は、実績を踏まえて工程に組み込んだものです。洗浄が不十分なまま仕上げれば、残り香は再び立ち上がります。2日間を確保し、確認を省かない。これを当社の標準としています。
香水臭については、VOC測定による数値の提示は行っていません。数値化が難しい領域であるからこそ、翌朝の嗅覚による確認を必ず実施しています。
販売停止が続いている客室について、
日程と概算をご案内します。
SECTION 08
施工実績
客室禁煙化 施工実績
6,000室超
2026年6月時点
香水臭を対象としたご相談は、この1〜2年で明確に増えています。シティホテル、ビジネスホテル、旅館と、業態を問わずご相談をいただいています。
FAQ
よくあるご質問
Q.香水の匂いはオゾンで消えますか。
表層のトップノートは分解されますが、ミドルノート・ラストノートには到達しません。処置直後は薄まったように感じられても、時間の経過とともに再び香りが立ち上がることがあります。
Q.何日で客室の販売を再開できますか。
2日間です。1日目に約6時間の施工を行い、空調を運転したまま一晩留置し、2日目の朝に臭気を確認します。
Q.香水臭が特に残りやすい場所はどこですか。
扉を入ってすぐの空間、カーペット、ハンガー周り・クローゼット内の3箇所です。とりわけハンガー周りは見落とされやすく、扉を開けた際に香る一因となります。
Q.窓の無い客室でも対応できますか。
対応します。窓の無い客室は換気ができないぶん臭気が蓄積しており、広範囲に付着しているため、通常より所要時間を要する場合があります。排気ダクトの活用に加え、大容量の空気清浄機を持参して施工します。
Q.通常の客室禁煙化と同じ料金ですか。
香水臭への対応は、通常の客室禁煙化・客室リフレッシュ施工とは別途のお見積りとなります。客室の広さと状態を確認のうえ、ご提示します。
CONTACT
販売停止が続いている客室について、
まずはご相談ください
客室の広さ、臭気に気づかれた時期、これまでに実施された処置をお聞かせください。香水臭以外の特殊な臭気にも対応しています。まずはご相談だけでも大歓迎です。
客室禁煙化 施工実績6,000室超(2026年6月時点)
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