シックハウス対策|ホルムアルデヒドを触媒で分解除去
施工実績|中古マンションでホルムアルデヒド0.973→0.006mg/m³
対象|入居者様からの臭いのご相談に向き合う再販事業者様・新築マンション販売事業者様へ
入居者様から「部屋に入ると化学物質のような臭いがする」とご相談をいただくことがあります。原因の多くは、建材や接着剤から室内に出るホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物(VOC)です。KOHKIN LABは洗浄とプラチナ触媒の噴霧でVOCを分解します。中古マンションの施工では、リビングダイニングのホルムアルデヒドが0.973から0.006mg/m³になりました。
この記事の要点
● 床壁天井と建具をアルカリスチーム洗浄
● プラチナ触媒の噴霧でホルムアルデヒドを分解
● ホルムアルデヒド 0.973→0.006mg/m³
● 換気扇の風速まで確認してお引き渡し
SECTION 01
シックハウス対策で確認する2つの数値
室内の空気は厚生労働省の基準と照らし合わせて確認します。施工前後に測定するのは次の2項目です。

ホルムアルデヒドは合板や家具の接着剤などから出る代表的な化学物質です。TVOCは塗料や接着剤などに含まれる揮発性有機化合物の合計値を指します。
数値で確認すれば、入居者様からの「臭いが気になる」とのご相談を、双方で共有できる記録に変えられます。
SECTION 02
シックハウス対策にプラチナ触媒を使う理由
ホルムアルデヒドは有機物です。プラチナ触媒は室内に定着し、ホルムアルデヒドなどの有機物を水と二酸化炭素に分解します。香りで覆うのではなく、臭いの元になる化学物質そのものに働きかける方法です。

換気は室内の空気を入れ替える方法、触媒は室内に残る化学物質を分解する方法です。役割が異なるため、当社は両方を整えます。触媒の噴霧とあわせて換気扇の風速を測定し、空気の通り道まで点検しています。
SECTION 03
シックハウス対策の施工内容
中古マンション(3LDK)で実施した施工内容です。

床・壁・天井と建具は、アルカリ洗剤(pH11)を用いたスチームで洗浄します。続いて全部屋を高濃度オゾンで殺菌し、専用の噴霧器でプラチナ触媒を所定時間噴霧します。最後に触媒の定着を待ち、ホルムアルデヒドとTVOCを測定する流れです。
築年数を重ねた中古マンションではダクトが竣工時のまま使われていることがあります。今回の現場ではトイレの換気扇に埃が溜まっていたため、ダクト清掃を同時に行いました。清掃後は換気扇の風速が0から1.7m/sへ回復しています。
SECTION 04
シックハウス対策の施工前後の実測データ

リビングダイニングの施工前後の数値です。ホルムアルデヒドは0.973から0.006mg/m³へ(低減率99.4%)、TVOCは5.555から0.025mg/m³へ(低減率99.5%)変化しました。
施工前のホルムアルデヒドは指針値0.1の約9.7倍でした。施工翌朝の0.006は指針値の範囲内です。
施工翌朝の全測定箇所(HCHO=ホルムアルデヒド 単位 mg/m³)
HCHO 0.006/TVOC 0.025
HCHO 0.006/TVOC 0.025
HCHO 0.007/TVOC 0.030
HCHO 0.019/TVOC 0.082
HCHO 0.023/TVOC 0.099
HCHO 0.023/TVOC 0.094
HCHO 0.023/TVOC 0.099
すべての測定箇所でホルムアルデヒドは指針値0.1、TVOCは暫定目標値0.4の範囲に収まりました。
噴霧直後の数値について
噴霧直後は室内に触媒が浮遊しているため、測定器のPM2.5の表示が一時的に上がります。当社は触媒の定着を待ってから測定し、施工の結果としてご報告します。
※数値は簡易測定器による参考値です。施工前後とも同じ測定器で測定しています。
※基準値の出典:厚生労働省「室内空気中化学物質の室内濃度指針値」
SECTION 05
再販・新築マンションのシックハウス対策のご相談
リノベーション後の再販物件や新築マンションでは、新しい建材や内装材から化学物質が出ることがあります。入居者様へ施工前後の数値をお示しできれば、販売事業者様の誠実な対応の裏付けになります。
当社は施工ごとに部屋別の測定記録をお渡ししています。入居者様へのご説明資料としてそのままお使いいただけます。

FAQ
シックハウス対策のよくあるご質問
Q. シックハウス対策で触媒はどのような働きをしますか。
A. プラチナ触媒は室内に定着し、ホルムアルデヒドなどの有機物を水と二酸化炭素に分解します。香りで覆うのではなく、臭いの元になる化学物質そのものに働きかけます。
Q. 施工の効果はどのように確認しますか。
A. 施工前と触媒の定着後に、同じ測定器でホルムアルデヒドとTVOCを測定します。測定値は部屋ごとに記録してお渡しします。
Q. 施工直後に測定器のPM2.5の数値が上がるのはなぜですか。
A. 噴霧直後は室内に触媒が浮遊しているためです。当社は触媒の定着を待ってから測定し、施工の結果としてご報告します。
Q. 換気扇も確認してもらえますか。
A. はい。風速計で換気扇の風速を測定し、埃が溜まっている場合はダクト清掃を行います。中古マンションの事例では、トイレの換気扇の風速が清掃後に0から1.7m/sへ回復しました。
Q. 施工にはどのくらいの期間がかかりますか。
A. 3LDKの中古マンションの事例では、初日の午後に施工を行い、翌日の午前に測定して完了しました。間取りや状態によって異なるため、ご相談の際にお知らせします。