香水はなぜ消臭しにくいのか|香りの3層構造と、香料の進化という2つの理由

PERFUME / WHY IT REMAINS

香水はなぜ、
消臭しにくいのでしょうか。

換気を続けても、オゾンをかけても抜けない。その理由は2つございます。香りが3つの層でできていること、そして香料そのものが年々落ちにくくなっていることです。

本記事の要点

01香水の香りは、トップノート・ミドルノート・ラストノートの3層で構成されております

02オゾンによる脱臭が分解できるのは、表層のトップノートまでです

03チェックアウトの時点で客室に残っているのは、ミドルノートとラストノートでございます

04近年の香り製品は香料をカプセルに封入する設計に変わり、持続性が高まっております

プレスリリース2026年7月27日 配信

客室の香水臭対策を本格提供開始。オゾンでは残るミドル・ラストノートに、中性洗浄と三元触媒の2日間工程で対応(株式会社HONU プレスリリースのキービジュアル)

客室の香水臭対策を本格提供開始。オゾンでは残るミドル・ラストノートに、中性洗浄と三元触媒の2日間工程で対応

2026年8月1日より、香水臭対策を正式なサービスとして提供いたします。全文はリンク先をご覧ください。

SECTION 01

オゾンが届くのは、表層までです

香水の香りは、時間の経過とともに変化する3つの層で構成されております。客室の香水臭の消臭が難しいのは、この層の構造によるものでございます。オゾンによる脱臭は空気中の臭気に働きますが、分解が及ぶのは表層にあたるトップノートまでです。

第1層 トップノート

つけてから約15分。最初に立ち上がる、もっとも軽い香りです。

オゾンで分解できる層

第2層 ミドルノート

15分から数時間。香水の中心となる香りで、繊維や表面に留まります。

オゾンでは到達しない層

第3層 ラストノート

数時間から数日。もっとも長く残る、香水の土台にあたる香りです。

オゾンでは到達しない層

オゾンによる処置の直後、臭気が薄まったように感じられることがございます。トップノートが分解されたためです。ところが翌朝に客室へ入ると、また香っている。残っていたミドルノートとラストノートが、時間の経過とともに立ち上がったものでございます。

香水の香りの3層構造。トップノートは約15分、ミドルノートは15分から数時間、ラストノートは数時間から数日持続し、オゾンが分解できるのはトップノートまでであることを示した図

SECTION 02

客室に残るのは、下の2層です

客室に残っているのは、どの層ですか

ミドルノートとラストノートでございます。トップノートは揮発が早いため、お客様がチェックアウトされる時点ですでに飛んでおります。

清掃スタッフが客室で感じられている香りは、オゾンがもっとも苦手とする2つの層でございます。

換気とオゾンを3日ほど繰り返しても判断がつかない。現場からそうしたお話をうかがうのは、処置の対象と残っている層が食い違っているためでございます。日数を重ねても、届かないものは届きません。

SECTION 03

香水は年々、落ちにくくなっています

朝つけた香りが夜まで続く香り製品の持続性の高まりを示した図。香料をマイクロカプセルに封入し時間をかけて放出させる設計を説明している

以前は同じ方法で消えていたのですが

香り製品の設計が変わり、持続性が高まっております。香料を微細なカプセルに封入し、時間の経過とともに少しずつ放出させる技術が広く用いられるようになりました。朝つけた香りが夜まで続く。近年の製品は、そのように作られております。

洗剤や柔軟剤の香りが長く続くのも、同じ仕組みによるものでございます。持続性が高いということは、簡単には抜けないということでもあります。以前は有効だった対処が、現在の香り製品には通用しなくなっております。

これまでのやり方が効かなくなった、というご相談が増えております

現場のやり方が変わったわけではございません。相手のほうが変わりました。換気とオゾン、通常の清掃で間に合っていた時代は終わりつつあります。

SECTION 04

洗浄だけでも、触媒だけでも足りません

洗剤だけでは対応できませんか

洗浄により油分を除去することは可能でございますが、繊維の奥に残った香料までは届きません。洗浄で付着物を落としたうえで、触媒により分解する。この2段階が必要でございます。

香水やヘアオイルの香料には油分が多く含まれます。油分は空気中を漂うことなく、繊維や表面に付着して留まります。抜けないのは脱臭が足りないからではなく、油分が残っているからでございます。

1中性洗剤による洗浄

素材を傷めないよう、まず中性洗剤で汚れと油分を落とします。カーペット、ハンガー周り、カーテンが対象でございます。

2アルカリ洗剤による洗浄

中性洗剤で落としきれない油分に対し、続けてアルカリ洗剤を用います。香料の油分を残さないための工程でございます。

3三元触媒の噴霧

プラチナコロイド・銀コロイド・酸化チタンによる三元触媒を客室全体に噴霧し、繊維の奥に残った香料を分解いたします。

1室あたり約6時間。空調を運転したまま一晩置き、翌朝に臭気を確認いたします。必要と判断すれば、その場で再施工に入ります。施工期間として2日間をいただいているのは、この確認を省かないためでございます。

換気とオゾンを繰り返している客室はございませんか。
まずはご相談のご連絡をいただければ幸いです。

客室の状況をご相談ください

FAQ

よくあるご質問

Q.香水の匂いはオゾンで消えますか。

表層のトップノートは分解されますが、ミドルノート・ラストノートには到達いたしません。処置直後は薄まったように感じられても、時間の経過とともに再び香りが立ち上がることがございます。

Q.客室に残っているのは、どの層ですか。

ミドルノートとラストノートでございます。トップノートは揮発が早いため、お客様がチェックアウトされる時点ですでに飛んでおります。

Q.以前は同じ方法で消えていたのですが。

香り製品の設計が変わり、持続性が高まっております。香料をカプセルに封入して少しずつ放出させる技術が広く用いられるようになったため、一度の換気やオゾンでは取り切れなくなっております。

Q.洗剤だけでは対応できませんか。

洗浄により油分を除去することは可能でございますが、繊維の奥に残った香料までは届きません。洗浄で付着物を落としたうえで、触媒により分解する。この2段階が必要でございます。

CONTACT

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客室の広さ、臭気に気づかれた時期、これまでに実施された処置をお聞かせください。上記以外の特殊な臭気につきましても対応しております。まずはご相談だけでも大歓迎です。

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