ホテル客室の臭気対策 総合ガイド|香水臭・カビ臭・原因不明の臭気への対応

HOTEL ROOM / ODOR GUIDE

客室の臭気対策、
総合ガイド。

臭いの見分け方から、やってはいけない対処、条件の悪い客室への対応まで。客室禁煙化6,000室超の施工で得た内容を、6本の記事に分けて公開しています。読む順序とあわせてご案内します。

このガイドで分かること

01客室の臭いは種類によって対応が変わります。まず見分けることが先です

02香水臭が換気とオゾンで抜けないのには、はっきりした理由があります

03良かれと思って行う処置のなかに、状況を悪くするものがあります

04連泊明けや窓のない客室など、条件によって残り方が変わります

プレスリリース2026年7月27日 配信

客室の香水臭対策を本格提供開始。オゾンでは残るミドル・ラストノートに、中性洗浄と三元触媒の2日間工程で対応(株式会社HONU プレスリリースのキービジュアル)

客室の香水臭対策を本格提供開始。オゾンでは残るミドル・ラストノートに、中性洗浄と三元触媒の2日間工程で対応

2026年8月1日より、香水臭対策を正式なサービスとして提供します。全文はリンク先をご覧ください。

STEP 01

まず、臭いの種類を見分ける

「なんとなく臭う」で止めてしまうと、換気とオゾンを繰り返すだけの数日を過ごすことになります。香水臭、お香、衣類からの移り香、シップのような臭い、漢方のような匂い、カビ臭、タバコ臭。それぞれ対応が違います。

見分けの目安は3つです。空調の運転で強まるならカビ臭、換気で一度薄まっても翌日に戻るなら香水臭、換気を続けても一切変わらないなら客室内に発生源が残っている可能性があります。

ホテル客室の臭いクレーム一覧|香水臭・シップ臭・漢方臭・カビ臭の見分け方

7種類の臭いを、考えられる発生源と対応の目安ごとに整理しています。冷蔵庫の背面で薬が焼けていた事例も掲載しています。

STEP 02

香水臭が抜けない、2つの理由

香水の香りはトップノート・ミドルノート・ラストノートの3層で構成されています。オゾンによる脱臭で分解できるのは表層のトップノートまでで、お客様がチェックアウトされる時点で客室に残っているのは、その下の2層です。

もう一つの理由は、香り製品そのものの変化です。香料をカプセルに封入し、時間をかけて放出させる技術が広く使われるようになりました。朝つけた香りが夜まで続く。以前は有効だった対処が通用しなくなっています。

香水はなぜ消臭しにくいのか|香りの3層構造と、香料の進化という2つの理由

3層それぞれの持続時間と、オゾンが届く範囲を図で示しています。洗浄と触媒の2段階が必要な理由もこちらです。

STEP 03

やってはいけない対処を、避ける

早く抜きたい一心で行われる処置のなかに、かえって範囲を広げてしまうものがあります。スチームクリーナー、ドライヤー、暖房の強運転。いずれも香料を揮発させ、客室内のより広い範囲へ移してしまいます。

一般的な消臭スプレーも同様です。臭気の成分をカプセルで包み込む仕組みのものが多く、包み込まれたものは客室に残ります。窓の開かない客室では、熱の使用は絶対に避けてください。

香水臭に熱は逆効果です|スチーム・ドライヤー・暖房と消臭スプレーの落とし穴

3つの熱源それぞれについて、何が起きるのかを説明しています。ご相談をいただくまでに施設側でできることもまとめています。

STEP 04

運用で、先回りする

連泊明けの客室は、他より香水臭が強く出やすくなります。日数に比例して香料が蓄積することに加え、連泊中は日常清掃に入れないため空気の入れ替えができないためです。蓄積と密閉が同時に進みます。

外資系ホテルには、連泊のチェックアウト当日はなるべくその客室をアサインしないという運用があります。目的は臭いを消すことではなく、ルームチェンジのリスクを下げることです。

連泊のあとは、その日のうちにアサインしない|香水臭とルームチェンジのリスク

稼働を落とさずにこの運用を取り入れる方法と、空室にしている間にできることを説明しています。

STEP 05

窓の開かない客室に、どう向き合うか

窓の開かない客室には、香料が抜ける経路がありません。室内に留まった香料が時間をかけて動き、壁やカーテン、寝具へと広い範囲に付着します。窓のある客室では3箇所に集中するものが、客室全体へ広がります。

当社は排気ダクトを窓の代わりに使い、大容量の空気清浄機を持ち込んで施工します。ただし所要時間は読めません。通常の目安である1室約6時間で収まらない場合があります。

窓の開かない客室ほど、香水臭は長く残ります|換気ができない部屋での対処

施工の進め方と、売り止めにしている間に施設側で避けていただきたいことをまとめています。

STEP 06

洗浄剤は、何を基準に選ぶのか

香水のpHはおおむね5.0から7.0、弱酸性から中性の範囲です。人の肌に直接つけるものであり、香料が極端なpHで分解してしまうためです。pHが振れていない以上、中和して落とすという発想は使えません。

洗浄の対象はpHではなく、香料に含まれる油分です。そして当社の経験では、すべての香水に適した洗浄剤は見つかりませんでした。成分ごとに豊富な洗浄剤を現場に持参し、試しながら効くものを見極めています。

香水のpHは肌と同じ|酸性・アルカリ性で考えると落ちない理由と、洗浄剤の使い分け

中性洗剤とアルカリ洗剤を順に用いる理由と、市販の洗剤を試す前に知っておいていただきたいことを説明しています。

STEP 07

香水臭以外の臭気について

客室の臭気は香水臭だけではありません。カビ臭とタバコ臭については、それぞれ別のガイドをご用意しています。

ホテル客室のエアコンのカビ臭|原因と対処の総合ガイド

空調を運転した際に強まる臭いは、客室ではなく空調内部が発生源です。分解洗浄と気流の話はこちらにまとめています。

ホテル客室の禁煙化とは?費用・期間・業者選びの完全ガイド

壁紙・天井・カーテン・空調内部に付着したヤニへの対応です。施工実績6,000室超の内容をまとめています。

香水臭対策のサービス内容は、こちらにまとめています。

ホテル客室の香水臭対策を見る

FAQ

よくあるご質問

Q.臭いの種類は、どう見分ければよいですか。

空調の運転で強まるならカビ臭、換気で一度薄まっても翌日に戻るなら香水臭、換気を続けても一切変わらないなら客室内に発生源が残っている可能性があります。

Q.換気とオゾンを何日続ければ抜けますか。

香水臭については、日数を重ねても届かないものは届きません。オゾンが分解できるのは表層のトップノートまでで、客室に残っているのはその下の2層だからです。3日ほど繰り返しても判断がつかない場合は、換気で対応できる段階を越えています。

Q.施工にはどのくらいの期間が必要ですか。

香水臭は2日間です。1日目に客室トリアージと施工を行い、1室あたり約6時間。空調を運転したまま一晩置き、2日目の朝に臭気を確認して、必要と判断すれば再施工します。窓の開かない客室では、この目安が当てはまらない場合があります。

Q.写真を送れば判断してもらえますか。

香水臭については、写真を見ても判断のお手伝いができません。客室の広さ、臭気に気づかれた時期、これまでに実施された処置。この3点をお聞かせいただければ、対応の見通しをお伝えできます。

CONTACT

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まずはご相談ください

客室の広さ、臭気に気づかれた時期、これまでに実施された処置をお聞かせください。上記以外の特殊な臭気にも対応しています。まずはご相談だけでも大歓迎です。

客室の状況をご相談ください

客室禁煙化 施工実績6,000室超(2026年6月時点)

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